ホーム > アロマテラピーとは

自然の植物の香りには、人の心と身体に働きかける神秘的な力があります。
この香りの力を楽しみ、暮らしに活用することをアロマテラピーといいます。
20世紀初頭、フランスの科学者ルネ・モーリス・ガットフォセが、
「アロマ(Aroma・芳香)」とテラピー「(Therapy・療法)」を合わせて造った造語です。
ガットフォセが、実験中に火傷を負った際に、ラベンダーの精油を用いて、
その効能を自ら体験したことから、香りのある精油の研究に没頭し、「アロマテラピー」と命名しました。
精油(エッセンシャルオイル)とは、ハーブなどの植物の有効成分を抽出した、揮発性の芳香物質です。
植物の花や葉、果皮や果実、樹脂、根、などそれぞれの抽出部位から、水蒸気蒸留法、圧搾法など、
それぞれの植物に適した抽出方法で抽出されます。
植物によって異なりますが、膨大な量の植物から少量しか抽出できない貴重なものです。
自然からの大切な贈り物の精油。1滴1滴を大切に使いたいです。
主な精油で100種類近くもありますが、香りによって7つに分類するとわかりやすくなります。
ハーブ系
ハーブの花や葉から抽出したすっきりとした香り
[代表的な香り] クラリセージ、タイム、バジル、
ペパーミント、マジョラム、ローズマリーなど
柑橘系
柑橘系に代表される爽やかな香り
[代表的な香り] オレンジ・スイート、ベルガモット、
グレープフルーツ、レモン、レモングラス、
レモンバーベナなど
フローラル系
多くは花から抽出される香りで、甘く華やかな香り
[代表的な香り] ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、
ラベンダー、ローズオットーなど 
オリエンタル系
東洋的な重く甘い個性的な香り
[代表的な香り] イランイラン、サンダルウッド、
パチュリ、ベチバーなど 
樹脂系
樹木からにじみ出た樹脂から抽出する香り
粘度が高い精油が多い
[代表的な香り] フランキンセンス、ベンゾイン、
ミルラなど 
スパイス系
スパイス類から抽出される香りは、
印象に残る刺激がある香り
[代表的な香り] カルダモン、クローブ、ジンジャー、
シナモンリーフ、ブラックペッパーなど 
樹木系
樹木の樹皮や枝、葉などから抽出する、
渋さもある爽やかな香り
[代表的な香り] サイプレス、シダーウッド、ヒノキ、
ティートリー、ジュニパーベリー、ユーカリなど
種 類
 
賦香率(%)
 
持続時間
 
特 徴・用 途
パルファン(香水)
Parfum/Extrait
15~25 5~7時間 最も豪華で深みのあるランク。
格調の高い、フォーマルな席に相応しい。
オーデ パルファン
Eau de Parfum
10~15 3~5時間 パルファンとオーデ トワレの中間。
持続力はありながら、つけていく場所を選ばない気軽さ。
オーデ トワレ
Eau de Toilette
5~10 2~4時間 カジュアルな感覚で、朝からでも使える
ポピュラータイプ。
オーデ コロン
Eau de Cologne
3~5 1~2時間 EDTよりもカジュアル。
全身どこでもたっぷり使えリフレッシュ効果。
香りの軽さが心地よい。
スポーツタイムや湯上り、お休み前など。
賦香率(ふこうりつ)とは香水類に含まれている香料の濃度(香料の占める割合)のことをいいます。
賦香率の違いにより、段階を分けることができます。
濃度によって香り立ち、広がり、変化や持続性も変わってゆきます。
香りは、時間の流れで変わります。付けた瞬間の香り、体になじんだ香り、そして消えゆく香り・・・。
香りは時間の経過と共に変化します。

香りとの出会い。キャップをあけた瞬間、
身につけた瞬間に香る第一印象のフレッシュな香り。
持続時間は、つけてから約20分。


香りの個性を際立たせる重要な部分。
調香師がイメージを強く表現しているところ。
香りを選ぶなら、ミドルノートとの相性で選んだ方がいい。
持続時間:3~4時間


いわゆる残り香。
身につけた香りが時間の経過と共に肌になじみ、残る香り。
持続時間:半日以上